2021年認定理学療法士試験 終了!難易度や傾向、感想は?

2021年認定理学療法士試験感想
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はじめに【認定理学療法士の資格を取得するメリット】

この記事では、 2021年認定理学療法士試験 を受けた感想などにいてまとめています!

おばんです!Yu-daiです!!

このページをご覧になられているということは
認定理学療法士の資格について気になっているからだと思います!

この資格を是非とりたい!!

という方ももちろんいると思いますが、
正直とるメリットについては定かじゃない方もいるかと思うので、
まずはじめに僕が思う”認定理学療法士の資格を取得するメリット
こちらについてまとめさせてください!!

まずは、僕の自己紹介から!!

Yu-daiと言います!
自分自身の知識の研鑽や日々のアップデートを目的に
新人セラピストや学生向けに
”脳卒中”や”急性期におけるリスク管理”などを中心とした
知識の発信をさせていただいています!!

知識発信はBlogが主ですが、TwitterやInstagramもやっています!!

https://twitter.com/yu_daidai_0126/status/1226286867542228992

新人理学療法士

認定PTって何かとるメリットってありますか?
正直給料とか変わらないですよね??

認定理学療法を取得するメリットや申請方法などは別記事で詳しく紹介します!!

僕自身は現在、2021年12月25日にすべての審査項目を終了しました!
症例報告の作成〜試験を通して自覚していることはこちら!!

  • 勉強意欲の向上
  • 専門科目における知識量の向上
  • 評価技術の向上
  • 現状の統合・解釈能力がどの程度が把握できた
    →自分の能力を客観的に評価できそこから改善できた
  • 文章作成能力の向上
  • 症例と改めて向き合うことができた

こんな感じですね!!試験前からすでに色々と身についていると感じています!
これからも資格の取得抜きに月に一回程度は症例レポートを作成してみようと思えました!

Yu-dai

その他には、ハラスメントや実習などについても試験勉強を通して改めて向き合うことができたので今後の指導の仕方や働き方などについても考える機会を得られたのは大きかったよ!!

関連記事で詳細を説明していましたが、
認定PT・専門PTを取得した後のメリットについてまとめますね!!

認定理学療法士を取得するメリット
  • 評価技術・思考能力の向上
  • 協会・県士会主催の勉強会の講師になれるかもしれない
  • 協会・県士会主催の学会で座長や演者・査読者になれるかもしれない
  • 近い将来給料などの待遇が向上する可能性がある

下の項目については、研究分野での実績や人脈なども影響してくると思いますが
将来のために院外での実績を積み上げていきたい!!という方には魅力的なメリットですよね?

現状、給料などの待遇面で優遇されるような話はあまり聞きません
病院内の広告などで紹介してもらえるなど少しずつ認知されてきているようです

協会側も、”診療報酬のアップ”や”医療広告ガイドラインへの登録”など認定PTの価値を高めようとしてくれているようなので今後長い目で見た際には給料アップ・キャリアアップにつながってくるのではないでしょうか?

どうして僕がそう断定できるのかは関連記事で確認してみてください!!

下の項目については、研究分野での実績や人脈なども影響してくると思いますが
将来のために院外での実績を積み上げていきたい!!という方には魅力的なメリットですよね?

Yu-dai

そこまでくれば転職にも有利になるだろうから先に取っておいて損はないかも知れないね!!
目で見えないメリットもたくさんあるので僕は認定PTの取得には肯定的な立場でいようと考えています!

新人理学療法士

うん、僕も取得に向けて少しずつ頑張っていこうと思います!!

それでは、本題にうつりましょう!!

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2021年認定理学療法士試験 の難易度はどうだった?

まずは、twitterの皆さんの感想を紹介します!!

https://twitter.com/pt_mugi/status/1474637984108773377
https://twitter.com/26_006114/status/1474692375780130816

はい!こんな感じだったようです!!
僕としても、どちらかというと…

簡単だった!

という印象が強かったです!
詳細は下にまとめていますよ!!

Yu-dai

出題された問題の中には正しいものを選べ!みたいなもの以外にも様々な条件を付与された問いかけ方をしているものもあったので質問の意図を理解できるくらいの能力が必要だったかもしれないです

僕が実際に受けて感じた試験の印象はこんな感じでした!!

ちなみに受験科目は「脳卒中」ですので同じ科目を受験希望の方は参考になるかもです!

2021年の認定試験はこんな感じでした!
  • 予想していたよりも選択肢が素直で簡単!
  • 受講後の確認問題とは違った出題傾向ではあったかも
  • 広く浅く勉強していた方が◯

Yu-dai

難しそうな内容にヤマを張って熱心に勉強するよりも
難しい分野は覚えられる範囲でいいから全体的に勉強していた方が点を稼ぎやすかった印象!!

全体的な総括としてはこんな感じですね!!
ここからは”共通”科目と”脳卒中”専門科目の2つについてまとめていきますね!!

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2021年認定理学療法士試験 を受けた感想【共通範囲】編

認定理学療法士過去問

まずは、共通範囲についていきますね!!

共通分野を受けた感想!!
  • 自分で作った予想問題が的中!
  • 出題の割合は研究についてのものが多かった
  • 一番の難関だと考えていた”統計手法”については出題されなかった
  • その代わりまさかのオッズ比・リスク比
  • 医療事故・職場管理などは一般常識だけでも解けた

まずはどんな感じの問題だったのか
Twitterで回答のまとめをしていた人がいたので紹介しておきますね!!

https://twitter.com/yamatoy3/status/1474731626383147009

自作の予想問題が的中した

1問だけですが、全く同じ出題内容・問いかけで出題された問題がありました!ドヤ

まぁ、自作した問題は現在100問あるので1つくらいは当たるかな〜と考えてはいましたがまさか本当に当たるとは運が良かったです!
弊ブログの有料記事を購入していただいた人にも貢献できそうで本当によかった…

自作問題は4択1でしたが、
自分の苦手な分野の把握勉強不足の分野の特定など
勉強の手助けになったのは間違いないですね!

実際の試験を受けて感じたことなども踏まえて2022年以降の試験に向けて内容を調整していこうと考えています!

弊ブログには無料記事・有料記事の2つに分かれていますが
無料記事にも各分野5問ずつ共通範囲の予想問題を掲載させていただいているのでもしよろしければ解きに行ってみてください!

※来年に向けた調整部分は有料記事に反映する予定です!!

出題の割合は研究についてのものが多かった

共通範囲は以下に記載している協会指定研修から出題されています!!

協会指定研修は以下の①〜⑤の分野に分かれています

  1. 協会が目指す専門・認定理学療法士の役割
  2. 臨床・疫学研究の推進
  3. 根拠に基づく理学療法
  4. 理学療法ガイドライン
  5. 医療安全・労務管理

今回の出題内容の傾向としては

  1. 2問
  2. 3問
  3. 1問
  4. 1問
  5. 2問

こんな感じで②臨床・疫学研究の推進からの出題が多かったです!!
実際、②と③はどちらも研究についての内容が多いので
その内容は被っている部分も多かったですから
どちらか一方ではなくどちらもバランス良く学習しておいた方が良かったと思います。

選択肢まで記憶していませんが、
もしかしたら、②に分類していてもその選択肢の中には
③で学んだ内容が入っていたかもしれません…

統計手法を選択するようなものは出題されず

僕自身は、共通範囲の中では
・試験に出しやすそう
・難易度もそれなりに高く設定できそう

このように考えて、統計手法の選択方法について学習していましたが
予想の甲斐なく全く出題されませんでした!!

代わりに…

✔︎Fisherの正確確率検定を選択する条件
✔︎オッズ比・リスク比の計算方法について

これらの内容が選択肢にありました!

僕は認定の勉強時間に十分に時間を取れていたので、
これらの資料にちょっと目を凝らさないと読めないような

小さい文字の部分もチェックしていたので
難なく正しい選択肢を選ぶことができました。

統計手法の選択方法は今回は出なかっただけで
次回以降は出題される可能性は十分あるので
どちらかを捨てるのではなくバランス良く勉強しておくといいかもしれません!

医療安全・労務管理の問題は正直一般常識で十分解けた

⑤医療安全・労務管理の出題は全体で2問程度でしたが
すべての選択肢までとはいきませんが、

一般的に考えれば十分解答に近づけることができる内容でした!!

ただし、僕はかなり規模の大きい病院に勤めているため
普段の研修から同じような内容の講義を毎年受講しているというのも
簡単に解けた理由の1つにるかもしれません。

もし、勉強する時間がない人は
育休・介護休の取得日数などの数字的に覚える必要がある部分だけを

勉強しておいて他の項目に集中するのもいいかもしれませんね!

2021年認定理学療法士試験 を受けた感想【脳卒中編】

認定理学療法士試験脳卒中過去問

最後に専門分野”脳卒中”編ですね!!

脳卒中は残念ながら答え合わせをまとめている方がいなかったので
その出題内容の割合の詳細はお伝えできませんが、

僕が実際に受験して感じた点をお伝えできたらなと思います!

専門分野【脳卒中】を受けた感想!!
  • 全体を網羅するように学習していた人には解きやすかった
  • 脳画像に関する出題が多かった
  • 病期は急性期が中心だった印象
  • 評価スケールについては運動機能に関してがメイン
  • 介入方法は下肢だけでなく、上肢についても出題
  • 半側空間無視・Pusher症候群の病態についても出題

はい、こんな感じですね!!
個人的には脳卒中の方も”難しくはなかった”という印象を受けました!
僕自身は現在、急性期の病院に勤めているので
”脳画像”や”急性期介入”については普段から慣れ親しんでいました。

また、研究にも携わっているので
評価スケールについても幅広く取り扱っていたのも
功を奏したかなと考えています!!

それでは、
それぞれ僕が感じた詳細な部分をここからまとめていこうと思います!!

範囲全体を網羅するように勉強していた方が有利だった

こちらは共通範囲でも書いていたと思うんですが、
脳卒中においても、それは同じで

どこかを捨てて怪しいところを集中的にやるよりかは
全体を浅く広く網羅した学習方法をとった方が良かったような気がします!

yu-dai

僕自身は治療法とグレードの組み合わせが出ると思って
必死に覚えましたが、一問も出ませんでした!!

脳画像の問題が多め!!

今回の試験は(前回のは分かりませんが)、
4〜5問位は脳画像についての問題だったと思います!!

  • 脳画像の読影(DWI)
  • CT・MRIの各撮影法の特徴

実際の脳画像の読影までさせる問題もありましたよ!

あとは、各脳画像における特徴ですが
急性期の脳卒中で認められる特徴など

問いかけるような問題の割合が多かった気がします!

Yu-dai

その他の検査については、
今回はSPECT・エコー検査が少し選択肢に入っているくらい!!

脳卒中に関しては、
脳画像についての勉強を満遍なくしっかりできていれば
かなりの数の選択肢の正誤を判別できたと思います!!

脳画像の特徴についての問題は作りやすいので
これは来年度以降にも出題される割合は多いのでは?と思います!

【脳画像についての知識はこちら!】

出題される割合は”急性期”が多かった

脳画像でも少し言及していますが
”急性期の”脳画像や介入方法リスク管理など急性期に関連する内容が多かったと思います!!

ガイドラインでも、グレードが高いのは
急性期における早期離床や起立練習などの反復課題に関してなので
介入方法についてヤマを張るのであれば
急性期などの比較的グレードの高い介入方法などについてがいいかと思います!!

急性期に勤めていれば、普段の臨床で学んできたことがそのまま生かせるような内容ですので、僕と同じように急性期勤務の方であればその他の分野を勉強しておくのもいいかと思います!

それに加えて、僕が完全に不意をつかれた介入方法についての選択肢がありました!
講習会ではあまり詳細に講義を受けなかった気がするんですが

麻痺側上肢に対する介入”

ここに関しては、講習会でさらっと流されていても
ガイドラインを見るなりしてグレードの高い介入方法だけでも確認しておいてもいいかもしれません!!

Yu-dai

”亜脱臼への介入方法”や”麻痺側上肢に対する課題志向型訓練”などについては調べておこう!!

評価スケールの組み合わせに高次脳系はなかった

今回の問題では、評価スケールとその内容の組み合わせ問題が出題されました!
評価スケールというのはMMTとかSIASなどのことですね!!

個人的には、”SLTA”や”SPTA”などの
高次脳機能の評価で似ている名前の評価スケールが出題されると考えていましたが、実際は運動機能やバランス機能の評価スケールのみ
高次脳機能の評価スケールの選択肢はなかったと思います!!

Yu-dai

ややこしい組み合わせは全然ないので
しっかりどんなスケールか理解していれば十分解ける問題だったよ!!

普段から様々な評価スケールを用いている療法士にとっては
ボーナス問題と言えるような内容だったと思います!!

普段の臨床から一通りの評価スケールを用いてるよ!!

そんな自信があれば評価スケールに関しては
高次脳機能系の評価だけ勉強するだけでもいいと考えます!!

Yu-dai

このあと紹介する半側空間無視やPusher症候群に対する評価スケールをその病態と一緒に重点的にやっておくのがいいかもね!!

半側空間無視やPusherについて勉強しておこう!

最後はこちらですね!!

半側空間無視やPusher症候群については
病態から評価方法・介入方法までしっかり勉強しておきましょ
う!

この半側空間無視・Pusher症候群の知識が問われる選択肢は
全体の3〜4問はあったと思います!!

正解の選択肢でなくても選択肢の内の1つになっていた問題もいくつかあるってことです!!

講習会の資料は簡潔に要領良くまとめられているので
まずはしっかり読み込んで基本的な情報をしっかり記憶しておきましょう!!

Yu-dai

普段の臨床でも非常に重要な知識だから少しでも理解しておくといいよ!!

弊ブログでも半側空間無視やPusher症候群の病態・介入方法などについて
記事でまとめているのでそちらもぜひ見ていってください!!

Pusher現象とは?

まとめ

最後まで本記事を読んでいただきありがとうございました!!

2021年認定理学療法試験を受けた感想をまとめると以下のようになりまし!!

共通分野を受けた感想!!

【共通】

  • 自分で作った予想問題が的中!
  • 出題の割合は研究についてのものが多かった
  • 一番の難関だと考えていた”統計手法”については出題されなかった
  • その代わりまさかのオッズ比・リスク比
  • 医療事故・職場管理などは一般常識だけでも解けた

【脳卒中】

  • 全体を網羅するように学習していた人には解きやすかった
  • 脳画像に関する出題が多かった
  • 病期は急性期が中心だった印象
  • 評価スケールについては運動機能に関してがメイン
  • 介入方法は下肢だけでなく、上肢(脱臼)についても出題
  • 半側空間無視・Pusher症候群の病態についても出題

2022年以降の試験内容はまた違ったものになるかもしれませんが
この記事を読んでいただいた皆さんの役に少しでも立てたら嬉しいです!!

【認定理学療法士試験に関するその他の記事はこちら!!】

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