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はじめに

おばんです!Yu-daiです!!
いつもありがとうございます!
僕のブログに足を運んでくださる方は
基本的に普段からリハビリに携わっているセラピストの方が多いと思いますが…
今回の記事はそんな皆さんにも一度読んでほしい書籍を紹介したいと思います!
僕は現在、
急性期で働かせていただいていますが…
患者さんの中には
意識障害がある方や
失語症などでコミュニケーションが十分取れない方もいます
実際、患者さんはリハビリに対してどんな印象を抱いているのだろう?
このような疑問から
これから紹介する書籍を読むようになりました!!
書籍を読んだからといって
臨床能力が上がるわけではありませんが…
患者さんが実際にどんな気持ちで
入院されていたか
リハビリされていたか
このことを知るだけでも
目の前の患者さんとの関わりに変化をもたらしてくれると思います!
ちなみに
勉強せずにいわゆる底辺PTだった自分が心を入れ替えた理由は…
尊敬する上司を通して
患者さんとの関わり方に変化が生じたからです!!
実際の経験に勝るものはないかもしれませんが
書籍を通して皆さんと患者さんとの関わりに良い変化が生じたら嬉しいです!
ではいってみましょう!!
// /ずっと健康だと思ってた。34歳脳こうそく克服記
この本は脳梗塞を発症されたからの一連の体験を漫画で描かれています!!
活字も少なく、漫画なので気楽に読み進められます!
実際に読んで僕がハッとさせられた内容はこちら!!
若い人・仕事してる人は軽麻痺でもリハ転するのが当たり前!!
このように思っている人にはぜひ読んでほしい!
僕たちの場合は、
可能な限り機能を極限まで上げてから退院!
このような思考になりがちですが…
実際の当事者の人としては
機能改善<別のこと
(経済面、仕事、プライベートetc)
このように優先すべき項目は人それぞれ!!
当たり前を当たり前だと思わない!
常にこのような心持ちで患者さんとは接していく必要があるな~と考えさせられました!!
ぜひ読んでみてください!!
この書籍はAmazon Kindleでも読むことが可能です!
スマホ1台でもみれるのでオススメ!!
脳卒中は克服できる
脳幹出血と脳梗塞を克服して人生を豊かに変えた男の話
次に紹介するのはこちら!
患者の気持ちを知るだけに留まらず、筆者の社会復帰への執念に心が熱くなる一冊!
こちらの筆者は脳幹出血や脳梗塞と度重なる発症にもかかわらず
リハビリはもちろん、自分で考案した自主練習などに精力的に取り組み
社会復帰を果たしたという体験記を書かれています!!
✔︎患者への動機づけは重要!
✔︎患者は治療法にはこだわっていない
(こだわっているのはセラピストだけ)
✔︎今の自分の自主練習指導が単調になっていないか考えさせられる
動機づけって何?と思った方はこちらの記事をみてください!!
治療法については僕らの業界はいろいろありますよね…笑
優劣をつけるつもりは全然ないです!!
筆者から言わせると、
”治療法”よりも”練習回数”や”練習量”が大事!!
このことを著書で強く伝えていましたが…
実際の脳卒中リハにおいても同様のことが言われていますよね?
運動麻痺の回復過程からもそれは明らかになっています!
僕が改めて強く思ったのは…
”セラピストのエゴで治療法を患者に押し付けることはできない”
これに尽きますね!!
筆者の執念に心が熱くなると同時に…
”謙虚に臨床と向かい合おう!”と思える一冊でした!!
こちらもAmazon Kindleでみることが可能です!
片麻痺当事者によるリハビリ実践理論
この本は脳梗塞になった筆者が同じ境遇の方々に向けたリハビリ実践論です!!
✔︎自分たちが使用する専門用語を患者さんはこう翻訳する!
✔︎スマホやパソコン操作のための練習メニューを僕らは考えたことがあっただろうか
主に退院してからの自主練習についての内容が中心ですが
その内容は実際の運動麻痺におけるリハビリの理論にも通じています!
さらに言葉の選び方が一般の方向けなので
「方法や意識して欲しい部分を患者さんにどうやって伝えれば良いの?」
このように悩んでいる
学生若手セラピストはぜひ真似して患者さんに説明してみてください!
僕がこの著書で一番感動したのは
キーボードのブラインドタッチやスマホの操作のための練習についても詳細に説明されていたこと!!
臨床においてパソコン操作を指導することはありますが…
自主練習にまで応用した例を自分はあまりみたことがありませんでした!
自分もチャレンジしてみましたが、
なかなか考えられているメニューでとても感動しました!!
現代の生活においてパソコンやスマホは欠かせません!
基本動作や家事動作だけでなく、
デジタルにも適応していく必要があるのだと思い知らされました!!
興味を持った方はぜひ手にとってみてください!
壊れた脳 生存する知
筆者は4度の脳卒中を発症!
主に高次脳機能障害についての内容を執筆されています!!
半側空間無視などの高次機能障害について
・実際の体験談
・その時どう考えていたか・感じていたか
これらのことをわかりやすく詳細に描かれています!
次で紹介する
壊れた脳も学習する
筆者はこちらの書籍とセットで
”高次脳機能障害を抱えて生きていくことは少しづつ回復していける”
このことを同じ境遇の人に伝えていこうとしています!!
✔︎脳が学習するということを実感できたのは病院ではなく…家!!
✔︎高次脳機能機能障害者にとって暮らしやすい地域には2つの意味がある!
・障害を持つ人ができないことをカバーしてあげる気遣いのある地域
・障害を持つ人が自分の脳を学習させ、少しでも良い方向に回復させていくチャンスのある地域
✔︎患者の空腹感は特別なもの(空腹が続くことが苦しい)
この書籍でも良い意味で常識を覆されたな~と思いました!!
特に、空腹感への配慮はハッとさせられましたね~
たまにすごくお腹が空かれる患者さんいるんですが…
「僕もですよ~!もう少しでお昼ですから楽しみですね~」
と、何気ない会話の一つとして僕は対応していました!
空腹が人によっては苦痛を伴う可能性がある
これはこの書籍を読まなければ絶対に分かりませんでしたね!!
他にもたくさんありますが…
気になる方はご自身でチェックしてみてください!
加えて、コミックスも出版されています!!
こちらは確認していませんが…
「漫画で気軽に読みたい!」という方はこちらも良いかもしれません!
全4巻あります!
壊れた脳も学習する
この書籍も上で紹介した筆者が書いたものです!!
先ほどと同様に自身の体験をベースにして
様々な話題を展開されます!!
僕が読んで感じた先ほどの著書との違いとしては…
- 解剖学的な観点からの話など、より専門的な内容が増えた!
- 壊れた脳 生存する知を補填する内容が加えられている!
- 筆者が生活の中で行った高次機能障害に対する練習や対処法がより具体的に!
壊れた脳 生存する知を読んでみて…
”この内容は参考になるかも!”
と思った方にはこちらの書籍の購入を検討することをオススメします!!
✔︎リハビリでの評価は時に本人のやる気を削ぐツールになってしまう
✔︎本人に現状を”思い知らせる”のではなく”共に理解し合う”ような接し方が必要
✔︎医療職に大切な能力は”想像力””洞察力”
✔︎杖は歩行補助具としてではなく、周囲に注意喚起する能力もある
筆者は一緒ですが、
参考になった点は先ほどの書籍よりも多かったように感じました!!
高次機能障害に関連したエピソード
つまり、発症から社会復帰を果たした以降も筆者が「あれ?」と感じたことは
僕ら医療職が想像しているよりもずっと多かったんだろうと思いました…
想像力や洞察力は僕らセラピストには本当に大切な能力の一つですよね!
本人の病棟での日常生活
帰宅後の生活
実際に家屋環境なども調査しますが…
やはりベースとなってくるのは
本人がどうやって生活するのかということを想像して
その中から想定できた問題点を共有していけるかだと思います!!
杖の話も一緒ですよね
僕らセラピストはどうしても杖=歩行補助具
杖なしで歩けるようになりましょう!!
こんな思考になりがちですが…
杖を”歩行補助具以外”だったらどう活用できるのかな?
これを自分自身でも想像し考え、患者さんとも共有するようにしてみる
こんな形で考え方を変えるだけで
今までとは全く違ったアプローチができるように思えませんか?
この書籍には
僕らの想像力を膨らませてくれるアイデアがたくさん散りばめられています!
全部気になった人にはこの方法がオススメ!
僕は全て、一冊ずつKindleで購入しましたが、
「全部読んでみたいけど、予算がな~」
そういう方には
こちらの加入をオススメします!!
Amazon Primeに関しては既に入会している人が多いと思いますが
Kindle unlimitedにも登録することで
ずっと健康だと思ってた。34歳脳こうそく克服記
脳卒中は克服できる
脳幹出血と脳梗塞を克服して人生を豊かに変えた男の話
片麻痺当事者によるリハビリ実践理論
この3つの書籍は定額(980円)で読み放題になります!!
1ヶ月以内なら無料体験も実施しているのでタダで読めます!
最後の2冊が該当していなかったのは残念…
どちらも良書ですのでぜひ!
書籍を読む際には
Kindle Paperwhite
Kindle Oasis
こちらでみる方が目が疲れにくく電気を消しても読めるためオススメですよ~!!
自分はOasis派です!画面が大きくて読みやすい!!
【Amazon Kindleにはないけどぜひ読んで欲しい!】
脳卒中患者だった理学療法士が伝えたい、本当のこと
こちらの書籍はかなり有名なので知ってる方も多いかな?
学校の図書館にも置いてあるレベルなので学生の方はタダで読めるチャンス!!
この書籍に関しては電子書籍としては販売されていないのですが…
(電子化リクエスト送ってしまった笑)
理学療法士なら絶対に読んでおいて欲しい!!
Amazon Kindle縛りを無視してでも紹介するくらい本気です笑…
「急性期に提供されたリハビリなんて一個も覚えてない」
こんな感じで結構なパワーワードも文章から飛んでくるんですが
そのダイレクトさがすごく心に刺さります!!
今までの書籍はセラピスト以外の方々が執筆されていましたが
こちらの筆者は現在理学療法士として活躍!!
あくまで主観的な見解に基づいてはいますが
医学的な知識や脳卒中リハではよく目にする用語もバンバンでます!
それらの知識も絡めながら、自身の体験談を話されているので
知識と実際の現象を結びつけやすいですし、
患者さんがリハビリに対してどう感じているかというところも同時に知ることができます!!
セラピストはもちろん!!
学生
理学療法士を志そうとしている高校生
患者
家族
脳卒中に携わる・携わっていきたい人には非常にオススメの1冊!
✔︎「若い」「働いている」は転院の理由にはならない
✔︎退院後の生活の想定や退院時指導の重要性
→実際はいくら万全を期してもギャップを埋めることは難しい