アテローム性脳梗塞① 【血栓性編】

こんばんわ

ゆうだいです

今夜からアテローム脳梗塞について勉強します。

はじめにアテローム脳梗塞の機序を簡単に書きますが

動脈硬化が進み、血管壁が傷つきやすくなると傷ついた血管壁に血小板が凝集し、粥種(アテロームを形成して血管の内側を狭少化していきます。

後にこのアテロームに傷がつき血栓が作られますが、この血栓が血管を閉塞させたり、剥がれて末梢血管を閉塞することで脳梗塞が完成します。

さて、次にアテローム脳梗塞には上記のような閉塞の違いによって呼び方が変わり、ものによっては脳画像にも特徴が出てきますのでそちらの方も勉強してきましょう。

全部書くと長文になってしまうので本日は血栓性について書きます。

血栓性】

これはアテロームから発生した血栓が徐々に血管を閉塞することで起こります。

そのため症状の進行が緩徐なため閉塞が完全に完成する前にrt –PA(アルテプラーぜ)静注療法などで血栓を溶解することができれば症状は改善することも多いです。

脳画像上の特徴としては、MRA上で血管が狭窄しており、MRIの拡散強調画像で狭窄した血管が血流支配している領域に脳梗塞を認めます。

その脳梗塞の範囲は血流が遮断された時間や閉塞の程度などにもよるので現病歴などで情報を収集して治療までの時間なども考慮すると推測できるかもしれません。

理学療法介入上留意しておいたほうがいい点としては

プラークによる狭窄は解消されているわけではないので経過中に血圧低下が生じると脳血流が低下するので急激な血圧低下には気をつけながら介入する必要がありそうです。

内頸動脈に高度の狭窄があった場合には頚動脈内剥離術(CEA)や頚動脈ステント留置術(CAS)などの外科的治療が施されるまで床上安静となる場合もあるので担当医に確認が必要です。

今回はアテローム血栓脳梗塞について学びました。閉塞性や血行力学性はまた次回で書こうと思います。

勉強になった方はシェアしてくれたら嬉しいです!

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