脳画像の見方①【MRI:T1強調画像】

 はじめに

なぜ医師でない私たちが急性期の脳の画像を勉強し、臨床で読影していかないといけないのか分かりますか?

色々と理由があると思いますが、

僕は以下の事を知りたいがために脳画像をみます。

  • 重症度やリスクを把握
  • 脳画像をもとに神経予後を予測し適切な目標設定を行う

また、上記のことを患者と対面する前に画像で情報収集しておくことで医療事故による患者や自身の身を守ることにもつながります。

ただ脳画像を臨床の時間で正確に読影して障害像や予後まで理解するのははじめは難しいですよね?

僕自身教科書を見返しながら何度も実際の画像と見比べて格闘してきました。

そこで今一度脳画像について再度確認していこうと思います。

頭部MRI画像の種類

まずはじめに頭部MRImagnetic resonance imaging)画像から学んでいきたいと思います。

MRIは主に脳梗塞の患者などに用いられることが多いですが

CT画像と違って何種類かの画像に分けられています。

何種類かに分かれてるのにも理由がありますのでその点も踏まえて紹介していこうと思います。 

・T1強調画像

・T2強調画像

・FLAIR強調画像

・ DWI(拡散強調)画像

以上がMRIの画像を開くと見ることができます。

私は学生の頃は試験勉強でただ黒と白の色の違いこの画像たちを見分けていましたが、本来それぞれ特徴があり病期や病態を把握するのに必要な情報が詰まっています。

この回ではまず、T1強調画像について勉強していきましょう。

T1強調画像の見方

f:id:Yu-daiblog:20180708232127j:plain

T1強調画像は

脳脊髄液→黒色(低信号)

脳実質 →灰色(等信号)

梗塞巣 →黒色

出血  →白色後に黒(高信号)

に分けられます。

T1強調画像の特徴

次に特徴です。

長所と短所で記載していこうと思います。

長所

  • 脳脊髄液と大脳の濃淡(コントラスト)が大きいため脳溝の同定を行いやすい                  
  • 脳の萎縮の程度が分かりやすい

短所

  • 病変を特定しにくく正確な病変の範囲の特定にはあまり向いていない

 リハビリにどう生かすのか

  • 脳溝を同定しやすい 

脳溝の同定がしやすいということは中心前回や中心後回、島皮質などを見つけやすいという事です。

中心前回などについては今後どこかで話そうと考えていますが、

運動麻痺や感覚障害、失語の有無などを

介入前からある程度把握しておく必要があるため

T1画像と他のMRI画像とを比較しながらみていくと障害部位を正確に同定しやすいです。 

  • 脳の萎縮の程度が分かりやすい

脳が萎縮しているということは病前から認知機能が著しく低下している可能性を示唆しています。

これは脳卒中以外の疾患にも言えますが、

認知機能が低下しているということは

今後のリハビリの目標を設定する上で

想定していた目標よりも下方修正する必要性が出てくる可能性があるということです。

もしかしたらリハビリの必要性を理解していただけず介入すらできなくなることもあります。

 終わりに

いかがだったでしょうか

まずは明日教科書やカルテの患者さんのMRI画像を開いてみてください。

僕もカルテを開いて今日自分で書き込んだことを職場で確認してみようと思います。

次回はT2、T2✳︎(スター)について書いていこうと思います。

少しでも参考になったらまた次回も見てくださったら嬉しいです。

勉強になった方はシェアしてくれたら嬉しいです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です